今回は、パーキンソンの法則の意味から活用方法までを、分かりやすく解説していきます。
こんにちは、マナブです。
パーキンソンの法則とは「仕事のために与えられた時間や、働いて得たお金をすべて使ってしまう」心理効果のことです。
人は時間やお金に余裕があるほど、使いたくなってしまう生き物です。
そこで、パーキンソンの法則を活用して、欲求を抑えていかなければなりません。
実際にパーキンソンの法則を理解して対策していくことで、仕事やお金における場面で活用することができます。
- 仕事が早く終わるようになって、残業しなくなる
- 期限ギリギリまで先延ばしせず、時間に余裕を持てるようになる
- お金の面では、支出の無駄がなくなって、貯金や収入が増えるようになる
パーキンソンの法則を学んで意識することで、仕事がデキるようになるうえに、お金を増やすことができますよ。
この記事ではパーキンソンの法則の意味だけでなく、具体例や対策も分かりやすく解説しています。
しっかり理解して、あなたの仕事とお金に活用していきましょう!
目 次
パーキンソンの法則とは?意味を分かりやすく解説!
パーキンソンの法則の意味は、先述した通り「仕事のために与えられた時間や、働いて得たお金をすべて使ってしまう心理効果」です。
提唱者はイギリスの歴史・政治学者、シリル・ノースコート・パーキンソン氏です。
1958年に彼が『パーキンソンの法則:進歩の追求』という自身の本で、この法則を提唱しました。
パーキンソンの法則は、以下の2つに分けられています。
パーキンソンの法則
第一法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第二法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
(引用:wikipedia)
第一法則は仕事と時間、第二法則はお金についてですが、根本的には同じことをいっています。
第一法則は、「仕事の納期まで時間に余裕があるほど、ギリギリまで先延ばししてしまうこと」を意味します。
例えば、下記のような経験はありませんか?
- 仕事の納期が3日後だったとき、簡単なものであっても3日かけてしまう
- 急ぎの仕事でなければ、タイムリミット目前で取りかかってしまう
このような現象は社会人の仕事だけでなく、学生の勉強や宿題にも同じことが言えます。
本当はある程度の完成度で終わらせていい仕事でも、クオリティを追求することで納期までの時間をすべて満たしてしまうんですね。
あるいは、タイムリミットまで仕事を先延ばしすることで、与えられた時間ずっと仕事を抱えた状態になっているということもあるでしょう。
第二法則は、入ってきたお金を貯めることができず、すべて使い切ってしまうことを意味しているんですよ。
例えば、お金をたくさん持っている人の多くは、収入に合わせて生活水準を上げようとします。
貯金するためのお金や遊ぶためのお金を作るために、副業で収入を増やしても、そのお金は生活の質を上げるために使われます。
結局、どれだけ収入が増えても、それに合わせて支出も増えてしまうんですね。
また、お金は持ち歩くほど使ってしまう傾向も高いので、無駄遣いをしたり衝動買いをしている場合も、お金を使い切ってしまってしまうため手元に残りません。
このように、収入に比例して支出を膨張させるのが、パーキンソンの第二法則となります。
パーキンソンの第一法則を解説!仕事と時間における意味や具体例とは?
パーキンソンの第一法則は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」です。
ビジネスに関わっているすべての人が知っておくべき法則ですよ。
第一法則の意味を簡単にいうと「人は、仕事のために与えられた時間をすべて使ってしまう」ということです。
人は楽をしたい生き物なので、好きなことや楽しいことでないと、タイムリミットが近づくまで物事に着手しようとしません。
なので、時間に余裕があると「あとでやっても間に合うだろう」と先延ばししてしまいます。
パーキンソンの第一法則は、会社で仕事をしている人はもちろん、公務員や役人、学生にも当てはまるんですよ。
例えば、仕事の生産性が上がらず毎日のように残業していたり、面倒な試験勉強や宿題を先延ばしにするといったことです。
また、パーキンソン氏は第一法則の中で「仕事の量にかかわらず公務員や役人の数は増え続ける」という事実を指摘しています。
公務員や役人の数は、ライバルではなく部下を増やそうとするため、雪だるま式に増え続けているんですね。
とにかく、第一法則の対策をしないと、残業する癖や先延ばし癖が直ることはありません!
仕事と時間に追われる!パーキンソンの第一法則と4つの具体例
パーキンソンの第一法則が実際に働いている4つの具体例について解説します。
パーキンソンの第一法則は、仕事や時間にどんな影響を与えているのでしょうか。
理解を深めるために、身近な具体例を4つ紹介します。
- 納期が遠いほど着手しない学生症候群
- 増え続ける公務員や役人の数
- 労働時間の使い方が下手
- 残業があたりまえ
パーキンソンの第一法則の具体例1.納期が遠いほど着手しない学生症候群
学生症候群とは、納期がある作業をするときに「期限までの時間に余裕があるほど、作業を開始する時期を遅らせてしまう心理行動特性」のことをいいます。
簡単にいうと、面倒な作業を先延ばししてしまう癖のことです。
学生のときに経験する夏休みの宿題が、学生症候群の分かりやすい例になります。
夏休み期間が1ヶ月以上あるので、全教科それぞれの課題や自由研究、読書感想文など大量の宿題が出されますよね。
あなたはこれらの宿題を、新学期が始まる直前で、一気に済ませていませんでしたか?
提出期限までに1ヶ月あるにも関わらず「最終週で一気にやっても間に合うだろう」とギリギリで着手し始めていた学生は多いでしょう。
毎日少しずつやれば最終日に徹夜しなくて済むのに、提出日までにかなり余裕があるので「宿題が完成するまでの1ヶ月分の時間を、すべて満たすまで膨張」させてしまっているんですね。
試験勉強に関しても同じです。
試験日は早くから分かっているのに、直前に集中して勉強していませんでしたか。
これも学生症候群が働くと「早くから勉強しても覚えられないから、試験日が近づいたら頑張ろう」と先延ばしするようになってしまいます。
学生症候群に関連して、課題を先延ばしにしてギリギリで着手しだす学生にも、パーキンソンの第一法則が現れています。
パーキンソンの第一法則の具体例2.増え続ける公務員や役人の数
パーキンソンの法則には、公務員や役人といった行政の組織と運営の膨張における法則も存在します。
それが「公務員や役人の数は、仕事の量にかかわらず一定の割合で増加する」というものです。
これは、パーキンソン氏がイギリスの官僚制を観察した結果を元にした法則です。
内容は「イギリス帝国が縮小していたにも関わらず、官僚制内部の役人の数は、仕事量の増減に関係なく毎年5%から7%増加した」というものです。
行政組織で毎年のように、役人の数が増えている要因が以下の2つであるとパーキンソン氏は指摘しています。
<行政組織で役人の数が増え続ける2つの要因>
- 役人は競争相手を増やそうとせず、部下が増えることを望む。
- 役人はお互いに仕事を作りあう。
公務員や役人は、自分の地位を高めることや自分の仕事の負担を減らすことを考えているので、ライバルを作ろうとしません。
そこで、やるべき仕事の重要度や大小に関わらず部下の数を増やそうして、お互いに仕事を作りあうようになるのです。
これを毎年繰り返すことによって、公務員や役人の数はどんどん増えていきます。
パーキンソンの第一法則の具体例3.労働時間の使い方が下手
労働時間の使い方が下手だとパーキンソンの法則が働いて、与えられた時間の膨張を招きます。
業務のスケジュールを作るときに予想よりも長めに時間を取ると、早く終わりそうなものでも決めた時間をすべて使うようになるのです。
例えば、今日の11時から12時に会議の予定を入れたとします。
会議の時間に60分確保されていますから、60分後には結論が出るように進みますよね。
早く進めば45分で結論が出るような内容でも、意見の不一致や進捗具合によって60分を満たしてしまいます。
仮に会議が45分で終わったとしたら、残りの15分は他の仕事を進めたり、休憩に使うことができますよね。
ですが、パーキンソンの法則は「まだ15分残ってるよ」といって会議を終わらせないように邪魔をしてきます。
会議に限らず、どんな仕事においても締め切りに余裕があると、いつもギリギリになってしまいますよ。
労働時間の使い方が下手ならタイムマネジメントを駆使して、パーキンソンの法則を打ち破る必要があります。
パーキンソンの第一法則の具体例4.残業があたりまえ
たまに残業するくらいならいいですが、パーキンソンの法則が働いてしまうと、クセがついて残業が当たり前になってしまいます。
仕事の生産性が上がらないとか、残業すればなんとかなるなんて言い訳をしていれば、時間が膨張してしまうこともあるでしょう。
定時後に外せない予定があれば、早く仕事を終わらせようと頑張れますよね。
しかし、特に予定がないとパーキンソンの法則が働いて、深夜までダラダラ残業してしまいます。
例えば「3日後の会議で使う資料を、当日の10時までに作ってほしい」と会社の上司に依頼されたとします。
たとえ作成に時間がかからないものだとしても、締め切りまでに2日もあります。
ここで、ほかの仕事を優先したり、資料のクオリティを完璧に近づけようとすれば、なかなか終わりません。
そのまま時間を膨張させてしまえば、2日後の深夜まで残業することになるので、とても効率が悪いですよね。
資料作成に限らず、会社での残業があたりまえのようになっているなら、パーキンソンの法則から抜け出す必要があります。
どうしてもなら仕方ないですが、ダラダラ残業している場合は時間がもったいないので、見直しましょう。
デキる人の仕事術!パーキンソンの第一法則を活用して時間の膨張を防ぐ4つの対策
これから、仕事のために与えられた時間が膨張して、生産性が下がってしまうのを防ぐ対策を4つ紹介します。
仕事がデキるビジネスマンは、どんな時間管理をしてパーキンソンの第一法則の対策をしているのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
- いつもの労働時間の使い方を見直す
- やることタスクを作ってデッドラインを設ける
- 残り時間やデッドラインを意識しながら作業する
- 残業しない前提で仕事を進める
パーキンソンの第一法則の対策1.いつもの労働時間の使い方を見直す
パーキンソンの第一法則で与えられた時間を膨張させないために、まずは労働時間の使い方を見直すことが大切です。
決められた労働時間の中で、どんな仕事にどれだけ時間を使っているのか、具体的に見直してみましょう。
例えば、簡単な資料を作るのにクオリティを求めて半日かけているとか、アイデアや意見を出すのに何時間もかかっているといった部分を書き出して、見直すのです。
これまでの時間の使い方を見直すことで、気づきが得られますよ。
パーキンソンの法則にハマらないために、これからどんな時間の使い方をするのか、目標も決めて実行していきましょう。
パーキンソンの第一法則の対策2.やることタスクを作ってデッドラインを設ける
会社での朝礼後に、始業から退社時間までの仕事をタスク化することによって、目に見えて仕事が捗るようになりますよ。
まずは、今日中にやらなければいけない仕事と、明日以降でも間に合う仕事に仕分けをしましょう。
そして、そのひとつずつにデッドライン、つまり締め切りを設けます。
デッドラインを決める際は「今日中に終わらせる」という曖昧なものではなく、何時何分までに終わらせるという感じで、時間単位で区切ると分かりやすいです。
例えば、依頼された資料作成を1時間後の12時までに完成させるとか、13時から始まる会議の結論を14時30分までにまとめるというに細かく設定します。
こうすることによって常に時間を意識するようになり、時間の膨張を防ぐことができますよ。
パーキンソンの第一法則の対策3.残り時間やデッドラインを意識しながら作業する
締め切りまでの残り時間や、デッドラインを意識しながら仕事を進めることも、時間の膨張を防ぐのに必要なことなんですよ。
「あとどのくらい時間が残っているんだろう」という意識を持つ習慣を身につけることが大事です。
また、残り時間を意識しながら、タスクをひとつずつ確実に終わらせていくことで、進捗具合も分かりますよ。
ここで一気にやろうとしたり中途半端に手をつけると、パーキンソンの法則に邪魔されて、せっかく決めたデッドラインの意味がなくなります。
残り時間に余裕ができれば、見返すことができるので「ここをもっとこうすれば」とか「もっといいアイデアはないかな」といった考えが出てくるかもしれません。
余裕がない場合は、とにかく時間内に仕事を終わらせることだけを最優先しましょう。
すべてのタスクを完了させて、時間が余っているようだったらもう1度考えるようにします。
そうしないと仕事が終わらず、残業を防ぐことも難しくなりますので、時間を意識しながらタスクを終わらせていきましょう。
パーキンソンの第一法則の対策4.残業しない前提で仕事を進める
残業しない前提で仕事を進めれば、退社後の時間は充実したものになります。
毎日、退社時間後に予定が詰まっていればいいですが、実際そういう人は少ないです。
「今日は予定がないから残業しよう」ではなく「退社後は有意義に時間を使おう」と考えるようにして残業を防ぎます。
習い事を始めるとか、見たかった映画を見に行くといった「退社したらこれをしよう」というプランニングをするのが一番いいです。
時間を有意義に使えるようになれば、好きなことを楽しむ時間が増えて充実します!
ぜひ、パーキンソンの法則と時間の使い方を見直してみてください。
パーキンソンの第二法則を解説!お金における意味や具体例とは?
パーキンソンの第二法則は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」です。
お金を持っているすべての人が知っておくべき法則ですよ。
第二法則の意味を簡単にいうと「人は与えられたお金をすべて使ってしまう」ということです。
日本人のほとんどは収入の一部を貯金に回すことが多いので、貯めている人にとって第二法則は関係ないと思うかもしれません。
しかしその一方で、貯金できずに毎月ギリギリで生活している人も多いのです。
人はお金を持っているほど消費したくなる生き物なので、欲しいものや楽しいことにお金を使わずにはいられません。
お金に余裕があると「今買わないともう手に入らないかもしれない」「来月から貯金しよう」と欲に負けてお金を消費してしまいます。
そして「来月また収入が入るから、支出が多くなっても大丈夫だろう」と簡単に考えます。
第二法則は、お金があるのに手元に残らない人だけでなく、収入が少なくて貯金できない人にも当てはまりますね。
実際に、いつもブランド品を身につけていたり、生活水準を収入に合わせている人はたくさんいます。
あなたはどうでしょうか。
ついつい欲に負けてお金を使ってしまうことはありませんか?
欲に負けてお金を遣っている人は、いつまで経っても貯められません!
支出は収入に比例する!パーキンソンの第二法則と2つの具体例
パーキンソンの第二法則が、人のお金の使い方に影響を与えている例を2つ紹介します。
- 収入に見合った生活をしている
- 必要ないものや衝動買いでお金を使っている
パーキンソンの第二法則の具体例1.収入に見合った生活をしている
収入が増えて安定すると同時に生活の質を上げているなら、お金は手元に残りません。
例えば、1人暮らしをしていて、毎月の収入が15万円だとします。
実家暮らしではないので、家賃や水道光熱費、通信費、生活必需品といった毎月必要な生活費が優先されます。
このほか、趣味や娯楽にお金を使っていけば、給料日前にはほとんど残っていないでしょう。
そこで「あと5万円収入が増えれば、貯金したり趣味に使うことができる!」と考え、副業を始めたとします。
なんとか5万円を安定的に稼げるようになり、予定通り収入が毎月20万円になりました。
予定だと15万円はいつも通り生活費に当てられ、残りの5万円は貯金したり趣味に使うはずでした。
しかし、パーキンソンの第二法則が働くと、5万円は家具や家電を新調したり、今より良い場所に引っ越すなど、生活の質を上げるために使われます。
結局、収入が20万円に増えたところで、20万円が必要な生活を送ってしまうのです。
これではいくら収入が増えたところで、支出の膨張は収まるところを知りません。
パーキンソンの第二法則の具体例2.必要ないものや衝動買いでお金を使っている
買い物をするとき、必要ないものや衝動にかられて、無計画にお金を使っている場合も手元に残りません。
例えば、以下のものにお金を使っていると、無駄遣いになります。
- 日用品の大量ストック
- 一目惚れの衝動買い
- 期間限定商品
- ギャンブル
- 頻繁な外食
- バーゲンやセールなどで大量買い
- 身の丈に合わない買い物
せっかく1ヶ月頑張って働いて得た収入なのに、無駄遣いばかりしていると、支出の膨張は止まりません。
もちろん、お金が手元に残ることもありません。
お金持ちに学ぶ!パーキンソンの第二法則を利用して支出の膨張を抑える5つの対策
収入に合わせて支出が膨張してしまい、お金が貯まらないことを防ぐための対策を5つ紹介します。
実際に、お金を持っている人を見ていると、以下5つの対策をよく実行しています。
- 今までの収入と支出を見直す
- お金を使う前に貯金してしまう
- お金の計画を立てる
- 本当に必要なものや長く使えるものにお金を出す
- 残金を投資して収入を増やす
パーキンソンの第二法則の対策1.今までの収入と支出を見直す
パーキンソンの第二法則で支出を膨張させないために、収入と今までのお金の使い方を見直すことが大切です。
ひと月の収入に対して支出がどれくらいだったのかを振り返り、数字に書き表すことで、見直すべき点が分かってきますよ。
例えば、仕事の日はコンビニでお弁当やドリンクを買っていて、1日500円の支出だとします。
出勤が20日だとすると月1万円と大きな出費ですが、ついでにお菓子や雑貨も頻繁に買っているとさらに膨大になりますね。
特にコンビニでの買い物は割高です。
お弁当などを持参すればその分、貯金に回すことができますよね。
こんな感じで、どんなものにお金を使っているかが分かれば、反省点が見つかりますよ。
毎月、お金の見直しから始めてみましょう。
パーキンソンの第二法則の対策2.お金を使う前に貯金してしまう
収入が入ったら引き出すより先に、一定額を貯金してしまうことで、支出が膨張を抑えることができます。
毎月の貯金額を決めて習慣をつければ、お金はどんどん貯まっていきますよ。
毎月1万円貯金するだけでも、1年後には12万円になっています!
これだけあれば、投資したり趣味に使うことができますね。
どうしても使ってしまいそうになったら、貯金用に別口座を作ったりして工夫しましょう。
パーキンソンの第二法則の対策3.お金の計画を立てる
パーキンソンの第二法則に陥らないために、お金の計画を立てましょう。
毎月出て行く生活費や日用品などの決まったお金は別にして、残ったお金の使い道を決めます。
洋服や趣味など、自由に使えるお金の限度額を決めてしまえば、支出の膨張を防ぐことができますよ。
次の計画を立てるときに、無駄遣いしていた月と計画を立てて実践した月を比べてみると、差が出ているはずです。
ぜひ、具体的な数字で計画を立てて、実践してみてください。
パーキンソンの第二法則の対策4.本当に必要なものや長く使えるものにお金を出す
お金持ちが買い物をするときは、本当に必要なものか、長く愛用できるものかを考えてから購入しています。
お金は持ち歩くほど使いたくなってしまうものです。
いつか使うとか期間限定だから、なんとなく欲しいという理由で物を買っていると、お金はあっという間になくなります。
お金持ちはパーキンソンの第二法則に陥らないために、本当に必要で最低限のものしか買いません。
そして、安くて長く愛用できるものに、お金を使っています。
実は、お金持ちほど節約していて、ケチなんですよ!
ぜひお金持ちのケチな部分を見習いましょう。
パーキンソンの第二法則の対策5.残金を投資して収入を増やす
お金持ちは、残金を投資して資産を増やしています。
収入を本当に必要なものだけに使っていると、今まで無駄に支出していた分のお金は残ります。
その残金を貯金したり繰り越しするのもありですが、それだとなかなかお金は増えません。
残ったお金を、「お金を増やす」ことにまわしましょう。
例えば、株式に投資して配当金を得たり、不動産に投資することで家賃収入を得ることができます。
ほかにも投資で収入を増やす方法は、世の中にたくさん存在していますから、自分に合ったものを見つけましょう。
収入が増えれば使えるお金も増えていきますが、これまでの例のように生活水準を上げたり無駄遣いばかりしていると、お金は貯まりません。
パーキンソンの第二法則を打ち破って、お金持ちになりましょう!
パーキンソンの法則がもっと分かる本はこれ!
パーキンソンの法則を提唱したパーキンソン氏の著作が、Amazonで購入できます。
その名のとおり『パーキンソンの法則』というタイトルで、著者はシリル・ノースコート・パーキンソン氏と森永晴彦氏です。
この本は、第二次世界大戦よりも前に書かれましたが、現代にも通用するほど人間心理の核心をついています。
また、実際の事例を元にしてユーモラスに書かれているので、真面目な本と違って楽しく読むことができますよ!
パーキンソンの法則に関連する本はたくさん売られていますが、具体的で分かりやすく説明されている本はなかなかありません。
パーキンソンの法則について深く学ぶなら、まずは提唱者のパーキンソン氏が書いたこの本を手に取ってください。
【まとめ】パーキンソンの法則を仕事に活用してお金を増やそう!
パーキンソンの法則について、意味や具体例を交えながら解説してきました。
簡単におさらいすると、パーキンソンの第一法則は、仕事量に対する時間の膨張でしたね。
学生は夏休みの宿題や試験勉強を期限まで先延ばしにしたり、ビジネスマンは残業することで時間を無駄に使っています。
普段の時間の使い方を見直したり、仕事を時間単位でタスク化するなどの対策をすることで、時間の膨張を抑えられるということでした。
パーキンソンの第二法則は、出て行くお金の膨張でしたね。
誘惑に負けて毎月貯金できなかったり、生活水準を収入に合わせていると、どれだけお金があっても足りません。
収入が入る都度お金の計画を立てたり、大金を持ち歩かないなどの対策すれば、支出の膨張を抑えられるということでした。
そして、貯金だけでなく、投資にお金を使うことで収入を増やせることも分かりましたね。
第一法則も第二法則も、ビジネスの場だけでなく、普段の生活の中でも活用することができます!
- 仕事が早く終わるようになって残業しなくなる
- 期限ギリギリまで先延ばしせず、時間に余裕を持てるようになる
- お金の面では、支出の無駄がなくなり貯金や収入が増えるようになる
日々の生活でパーキンソンの法則を阻止できるよう意識すれば、時間管理が上手くなるので仕事がデキるようになったり、お金に余裕ができてきます。
パーキンソンの法則を上手く破って、お金や仕事と付き合っていきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
この知識をお金に化けさせるには??
このサイトが扱ってる内容はあんまりメジャーな内容ではないので、この文章を読んでいるということは、向上心が高くて勉強も頑張っている人なのだと思います。(たぶん)
是非とも「知識」と「実践」の両輪で、豊かな人生にしていきましょう!
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