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心理学の錬金術

3分で分かるリンゲルマン効果とは?原因と対策を知って仕事に応用!

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【この記事を書いた人】マナブ
大学時代は引きこもって学問書を読み漁る、いわゆる頭デッカチ。 就活で50社以上に断られるも、現在はセールスプロモーター兼投資家として活動。 真面目に勉強している人が報われる社会を作るため、学問の知識をお金に変えるノウハウをメルマガで無料公開している。

今回は、「リンゲルマン効果」の原因や対策、仕事での応用方法について解説します。

 

こんにちは、マナブです。

リンゲルマン効果とは、「人数が多ければ多いほど、人は手抜きをしてしまう」という現象のことです。
「社会的手抜き」と呼ばれることもありますね。

リンゲルマン効果を知ることで、
チームワークでみんなに実力を発揮させる、また、仕事などであなた自身の実力を最大に発揮する方法が見えてきますよ。

 

  • リンゲルマン効果とはなんなのか
  • リンゲルマン効果を仕事に応用する方法
  • リンゲルマン効果を発生させない究極法

について、詳しくお話ししていきます。

 

 

リンゲルマン効果(社会的手抜き)の意味と原因

チームの人の手が重なっている

リンゲルマン効果とは、いわゆる「社会的手抜き」の事を指します。

 

社会的手抜き(しゃかいてきてぬき)は、集団で共同作業を行う時に一人当たりの課題遂行量が人数の増加に伴って低下する現象。リンゲルマン効果フリーライダー(ただ乗り)現象社会的怠惰とも呼ばれる。

Wikipedia-「社会的手抜き」より

 

つまりリンゲルマン効果とは、
「集団で作業をする場合に、個人で作業をした場合に比べて一人一人の能力が低下する」という現象なのです。

責任や成果が自分一人のものであるときと、集団のものであるときでは、自然とモチベーションに差が出るためこのような現象が起こるのです。

 

たとえば、あなたが幼稚園生のころ、運動会に参加したときのことを思い出してみてください。

徒競走では、あなたは一生懸命全力で走ったはずです。
しかし一方で、綱引きや玉入れなどの集団競技は、無意識に少し力を抜いていたのではないでしょうか。

「自分一人で行う競技」と、「みんなで行う競技」では、正直モチベーションが全く違ってきますよね。

 

1人で行う徒競走は、責任も成果も100パーセントあなた1人にあります。

しかし綱引きや玉入れでは、責任も成果もみんなのもの、つまり責任も成果も分散されてしまうのです

そのためモチベーションや緊張感に自然と差が出て、力の入れ方が変わり、リンゲルマン効果が発動してしまうんですね。

 

このリンゲルマン効果の厄介なところは、無意識に手を抜く」というところです。

人は、自分が集団の一員だと思っているときには自然と、無意識に手を抜いているのです。
つまり、本人には「手を抜いている」という自覚がありません。

そして、「手を抜いている」と指摘をしても認めたがらないのです。

だから、チームのメンバーが「自分は本気でやっている」と心から言っていたとしても、またあなた自身が「自分は全力でやっている」と思っていたとしても、リンゲルマン効果の対策を怠るべきではないのです。

 

また、リンゲルマン効果は集団が大きければ大きいほど効果を発揮します。

たとえば、選挙で「自分一人が投票に行ったってなにも変わらないでしょ」と多くの人が思ってしまうのも、規模の大きなリンゲルマン効果です。

 

このように、「集団でいると、自分一人の責任や緊張感(また成果や達成感)が薄らぐため、無意識に力を抜いてしまう」という厄介な心理効果が、リンゲルマン効果なのです。

 

※傍観者効果について

ちなみに、「自分がやらなくても誰かがやるだろう」というリンゲルマン効果と似た心理効果「傍観者効果」というものが存在します。
参考に、こちらもあわせて読んでみてください。

⇒「傍観者効果とは?心理学的に証明した実験や論文、具体的な事例を紹介」
※記事公開予定

 

 

参考文献

The bystander-effect: A meta-analytic review on bystander intervention in dangerous and non-dangerous emergencies.

 

 

運動会の綱引き実験で分かる!リンゲルマン効果を実証した実験

犬が綱引きをしている

リンゲルマン効果を実証した実験についてお話します。

リンゲルマン効果は、フランスの心理学者リンゲルマンが、綱引きを用いた実験で発見したものです。

その後、リンゲルマンの実験についていくつかの追実験が行われ、リンゲルマン効果が実証されました。

 

まず、リンゲルマンの実験は、「実験対象者の集団に綱引きをさせ、集団の一人当たりの働き具合を測る」というものでした。

 

結果は、以下の通りです。

  • 1人で網を引いているとき……100%の力で引く
  • 2人で網を引いているとき……1人あたり、期待値の93%の力しか出ていなかった
  • 3人で網を引いているとき……1人あたり、期待値の85%の力しか出ていなかった

そして最終的には、8人で綱引きをしているときには、1人49%の力しか出していないことがわかりました。

 

これによって、
「メンバーの人数が増えるほど、1人あたりの貢献度は大幅に低下する」ということが明らかになったのです。

 

チームが8人しかいないときでさえ1人が半分の力しか出さないのですから、
集団の規模が50人、100人と増えれば、ひどい場合は10%程度の力しか出さない人がたくさん出てくるということです。

せっかく大きなチームで動いていても、これではもったいなさすぎますよね。

 

また1974年、心理学者アラン・インガムらによって「リンゲルマン効果についての追実験」が行われていますが、結果は似たようなものでした。

  • ロープの重さや滑りにくい床など、環境要因が作用する部分を減らした
  • 集団の中に「力を込めて引っ張る振りをするサクラ」を混ぜ、綱を引っ張るタイミングといった技術的な効果(協調の失敗)を排除した

綱引き実験にこれらの条件を付けたことにより、
「一人ひとりの能力発揮が減少してしまうのは、それぞれの能力を技術的に調整するためではなくて、モチベーションが原因だった」ということがわかったのです。

つまり、足並みをそろえるためなどの理由ではなく、「自分が全力を出さなくてもみんなが頑張っているから大丈夫」という気持ち(モチベーションの低下)がリンゲルマン効果を生んでいることが明らかになったのです。

 

その後、ラタネという研究者がリンゲルマン効果についての実験を行っています。

綱引きではなくて、拍手をするという課題について、音圧測定器を用いた実験などを行いましたが、結果はリンゲルマン効果を裏付けるものとなっています。

 

このように、

  • リンゲルマンの綱引き実験
  • インガムらの精度を上げた綱引き実験
  • ラタネによる拍手を課題にした実験

など、こういった様々な実験によって、リンゲルマン効果が実証されたのです。

 

 

参考文献

社会的手抜き: 理学療法ジャーナル: Vol 48, No 11

The Ringelmann effect: Studies of group size and group performance

 

 

リンゲルマン効果の4つの対策

チームがデスクに集まって仕事をしている

リンゲルマン効果の4つの対策を取り入れて、仕事に応用しましょう。

  1. 一人ひとりに役割を振る
  2. 個人の成果を「見える化」する
  3. 仕事中に視線を感じられるよう工夫する
  4. 人数を極限まで減らす

あなたが指導者である場合はもちろん、そうでなくてもあなた自身の仕事の効率を上げる対策にもなりえますので、4つの対策をぜひ頭に入れておいてください。

 

 

リンゲルマン効果対策1.一人ひとりに役割を振る

まず、「リンゲルマン効果を発生させないために、一人ひとりにはっきりと役割を振る」という対策が有効です。

「みんなで○○をする」ではなく、「Aさんは△△をする」「Bさんは××をする」というように役割を細かく分け、全員に個別の仕事を与えるのです。

 

リンゲルマン効果は、「自分の責任感、緊張感が薄らぐ」ことによって発動します。

しかし、自分がやるべきことがはっきりしていれば、「誰かがやるだろう」という考えが通用しなくなり、仕事に対する責任感がなくなることはありません。

 

チームで何かをしなければならないときは、まずそれぞれに役割を振り分けてください。

また、自分自身のリンゲルマン効果を排除するために、「自分がやるべきことを先に決めておく」「自分の役割をまず確認する」という応用も効果的です。

 

 

リンゲルマン効果対策2.個人の成果を「見える化」する

リンゲルマン効果を防ぐために、個人の成果を見える化することも大事です。

個人それぞれが、やったこと・成果を記録し、それを周りが見る(評価する)ということですね。

 

リンゲルマン効果がおこってしまう原因として、「自分の貢献度が周囲にみえない」というものがあります。

逆に、自分の成果が周りに見られていると思うと、人は自然と頑張れるのです。

 

実際に、様々な組織で人事評価(個人評価)が導入されているのも、個人の成果を見える化するためですね。

大勢で仕事をするときは、それぞれが自分の成果を記録し、全員で共有できるシステムを導入すべきです。

 

これも、個人で応用ができますよ。

あなたが仕事をする際に、「1日で何ができたのか」自分のその日の成果の記録を取るのです。

その記録を誰にも見せなくても、「成果がきちんと上がったら自分にご褒美をあげる」などの決まりを作っておくと効果的です。

充分リンゲルマン効果の予防になりますよ。

 

 

リンゲルマン効果対策3.仕事中に視線を感じられるよう工夫する

仕事中に、視線を感じられるようにするだけでも、リンゲルマン効果の対策になります。

「自分の仕事ぶりや成果が集団に隠れて誰にも見えない」ことで、リンゲルマン効果は発動してしまいます。

なので、人の視線を浴びながら仕事をするようにすると、「仕事を見られている」という緊張感からモチベーションが上がり、リンゲルマン効果が防げます。

 

たとえば、職場であえて仕切りをなくし、必ず誰かの視線を感じるようにするなどですね。

それが難しい場合は、デスクにスタンドミラーを置くだけでも「見られている」という感覚になるので、効果があります。

会社ではない場所で、一人で作業をする場合に「あえて人目のある場所(カフェなど)で仕事をする」というのも、自分自身のリンゲルマン効果を防ぐのに効果的な応用です。

 

 

リンゲルマン効果対策4.人数を極限まで減らす

リンゲルマン効果の対策として、「人数を極限まで減らす」というのはもっとも単純明快な方法ですね。

「集団でいるときに発生する心理効果なら、集団でなくなればいい」という極論です。笑

 

組織を編成するときは、なるべく一つのチームの人数を減らし、それぞれのチームを少数精鋭にしてしまえばいいのです。

人数が少ないほど責任感は強まり、リンゲルマン効果は発生しづらくなります。

 

 

リンゲルマン効果対策の究極系!?

リンゲルマン効果対策の究極系、それは完全に一人で仕事をしてしまうということです。

というのも、複数人で仕事をしている場合、

  • 誰かが穴埋めをしてくれる
  • 自分だけが目立ってもいやだ
  • 自分が頑張ったところで全体は変わらない

というような周りに任せた無責任・諦念的な考え方(リンゲルマン効果)がどうしても発生してしまうからです。

会社などの組織で動いている以上、どんなに対策をしてもリンゲルマン効果を完全に排除することはできません。

 

しかし、会社などの組織に所属をせず、自分一人でビジネスを回すとなると、集団ではなく個人での行動になりますのでリンゲルマン効果の起きようがないのです。

 

昔は一人で仕事をするということは難しかったですが、今ならネットビジネスなど、個人で事業を回すことは充分可能です。

実際、起業して、自分の実力を最大に発揮して仕事をしている人は、今の世の中たくさんいます。

僕もその一人で、学生時代にため込んだ知識を活かして起業しました。

自分が頑張れば頑張るだけすべて自分の成果になりますから、自然と仕事にも気合いが入り、リンゲルマン効果に悩まされることもありません。笑

 

もしあなたが組織を脱し、自分のために、自分だけで仕事をするようになったら……。
あなたは自分のために、自分で自覚している以上の力を発揮することができるはずなのです。

 

起業だなんていうと大それたことに感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。

今回説明している「リンゲルマン効果」のような心理学をはじめ、あなたが持っている知識をお金にすることは、ノウハウさえ知れば意外と簡単なのです。

組織に属すのではなく、自分のために、自分の100%の力を出して働く……という働き方に少しでも興味があるなら、こちらの記事をチェックしてみてください。

知識をお金に変える100個のノウハウ

あなたの働き方を根本的に変えるきっかけになるかもしれません。

 

 

【まとめ】リンゲルマン効果は「お金」に通ず

右肩上がりに積まれたコインの上に、芽が生えている

「集団でいるとき、人は無意識に手を抜いてしまう」というリンゲルマン効果を知っていると、チームでの仕事の効率化、ひいては利益アップにつながります。

同じチームでも、リンゲルマン効果の対策をしているかしていないかで、利益が20%も30%も違ってきます。

 

しかし、リンゲルマン効果を起こさない究極の方法は、「組織やチームに属さず、自分一人で仕事をしてしまう」ということです。

一人で仕事を回している個人事業主や起業家、投資家は、「責任も成果も100%自分のもの」です。

そのため、自分のために100%の力を出して仕事ができ、成果を上げることができているのです。

 

僕自身も知識を武器に起業した身ですが、やっぱり会社に勤めるのと今のように自由業するのとでは、仕事に対する感覚そのものが全く違うと思っています。

会社や組織に属すのって、良くも悪くも自分がやったことがそのまま自分に返ってくるわけではないですから、どうしても集団の安心感(リンゲルマン効果ですね)が生まれてしまうわけです。

対して独立して仕事をしていると、責任もすべて自分にあるけれど、ちゃんとやればやっただけ、そのままわかりやすい成果(=お金)になって100%自分に帰ってくるわけです。

最初に出した例でいうと、
会社勤めは「綱引き」、僕みたいな自由業は「徒競走」ですね。

どちらを好きと思うかは人それぞれですが、少なくとも僕は頑張れば頑張っただけ「僕自身の成果」として認められる徒競走のほうが、はるかに楽しいと感じます。笑
頑張っただけ見返りも大きいですしね。

 

もし、あなたも僕と同じような「組織に属すのではなく、自分のために、自分の100%の力を出して働く」という働き方に少しでも興味があるなら、まずはこの記事を読んでみてください。

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あなたの働き方を根本から変えるきっかけになるはずです。

 

今回学んだリンゲルマン効果のような心理学や知識を、会社や組織のために使うのは正直もったいないです。

ノウハウさえ知れば、そういった知識をお金に変えることは意外と簡単なんですから。

ぜひ僕がお伝えしている100個のノウハウを読んで、「あなたが100%の実力を出せる働き方」、「会社勤めより楽しくゆとりのある働き方」をつかむきっかけにしてください。

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それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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